のらねこ
風は冷たいがいい天気。
久しぶりに公園へ行き、日だまりのテーブルで休んでいると白い猫が「ごろにゃ〜ん」とすり寄ってきた。
普段はかまわない事にしているのだが、あまりに人なつこいので、つい「ういやつじゃ。」、「そうかそうか、腹減ってるのか?。」と食べていたおにぎりを分けてやると、ちょっと匂いをかいで「もっと美味しいもんないの?」といった態度。
「お、お前なあ!。見た所、捨てられて間が無いようだが、自分の現実と言うか状況が分かってないな。これまで美味しいものを食べていたかも知れん。この公園に捨てられたあとも、ピクニックの家族づれなんかが唐揚げやソーセージなどを呉れたかも知れん。だがなあ、これからもっと寒くなるんだぞ。公園へ来る人も少なくなるんだぞ。じぶんで餌をとる能力も無いんだろ。『ひもじいよ〜』と言っても、野良猫の社会じゃあ『絆』とか『おもいやり』なんて無いと思うぞ、ん?。贅沢言うんじゃないっ!。」と説教してやった。
「うるせ〜なあ」と言いたげに去って行ったが。
by u-mind
| 2011-12-25 22:24
| 日記